〜香港・マカオの旅〜
2004年7月

<7〜8日目> ラストスパート

■早起きは三文の徳?
 7日目、早朝5時半、「明日は早く起きるぞ!」という気合が空回りした私はあまり良く眠れず、目覚ましの音を聞くまでもなく起き出しました。マカオの天気は昨日とどっこいどっこい。もしかして、今度はマカオがダメでフェリーが動かなかったりしないでしょうね??さっさと帰る支度をして、一度下に降りフロントに聞いてみることに。ったくもーここのホテルはフロントですら英語が通じる人があまりいません。何度かたらいまわしにあって、ようやく「今日の天気は問題ない。フェリーも昨晩からずっと動いている」と聞くことができました。あーよかった。これで香港に帰れる。
 7時にはチェックアウト、8時にはターボジェットに乗り込み9時過ぎ香港着。昨晩の夕食はスーパーで買ってきたお菓子で終わってしまっていたため空腹だったので、フェリーターミナルにあったパン屋で朝食代わりのパンを買い込み、ホテル(無事チェックインできた)の部屋でパクつきます。(パンもチャーシュウ味のパンで美味しかった。パン屋でも点心類が売っているところがさすが香港!)
 昨日のマカオでの足止めのせいで香港でフルに動ける日は今日一日だけ。今日は忙しいぞー(笑)。腹ごしらえして向かったのは、アプレイチャウにあるPRADAのアウトレット(ここに行く時間がなくなるんじゃないかとハラハラしていて早く起きてしまった(笑))。アウトレットの話は
こちらで書いたので省略ですが、早起きのおかげでアプレイチャウから戻ってもまだ13時でした。やっぱ早起きは三文の徳?

■久々の尖沙咀&女人街
 一度荷物をホテルにおいて、今度は九龍に出発です。今回はあまり九龍を探検する時間がなくなってしまいました。尖沙咀でグランビルロードやらキンバリーロードやらを歩くと、あぁ10年前にもこの辺歩いたなぁ・・・という記憶がよみがえってきます。お店は多少変わったけど、喧騒は昔以上かも。そして、全体的には前よりこぎれいになった印象ですね。
 お腹が空いたので、グランビルロードで適当な店(台湾料理の店でした)に入ってみます。私は排骨麺を食べましたが、残念ながらそれほど感心した味でもなかったな。(よって店名は忘れました(^^;))

 その後旺角の「女人街」へ。途中屋台で買った「鶏蛋仔」をほおばりながら歩きます。これは外がカリっとしてて中はふわふわ&もちもちの卵カステラ。しつこくないほんわり甘い味が幸せな気分にしてくれます♪ たしか10$くらいでした(実を言うともうデジカメのメモリが一杯一杯で写真撮る余裕がなかったのが残念。後半写真が少ないのはそのせい)。
 さて、女人街も多少変わりましたね。Tシャツやら、下着やら、子供服やらの店は相変わらずだけど、ニセモノの店が
「カタログオーダー形式」なってました( ̄□ ̄;)!!。机や店の壁に、日本の雑誌のコピーがべたべた貼り付けてあって「どれでも言ってくれればあるよ」みたいな感じ。ちなみにニセ・ロレックスデイトナが350$くらいでした。でも買わないよ〜んだ。
 女人街の一本東側の通りは、スポーツ用品の店が集中してるんですよね。実は10年前に香港に来たときは、この旺角にあるホテル(後にSARSで有名になった・・!)に泊まったのですが、その時にもダンナにつきあってこの通りを散々うろうろしたんでした。当時はそれほどサッカー好きじゃなかったので、かな〜り退屈でしたっけ。しかも歩き疲れてご飯を食べようという段になって、この辺にあるジモティな料理屋の店先に下がった豚の頭やら丸ごとの鶏やらにびびったダンナがどこにも入ってくれず、ついにご飯を食べそびれて大喧嘩したというアホな思い出も・・・。あぁ思い出したらムカついてきた(10年ぶりの思い出し怒り(笑))。

<クリックすると大きくなります>
2階建てバスから見たネイザンロード
レーザー光線でショータイム
 今日は喧嘩しないうちに、「許留山」へお茶しに行きます。あちこちにあって、香港に行く人が誰もが一度は行ってるというくらい有名ですよね。でも初めて入りました(^^;)。ダンナは「楊枝甘露」(タピオカマンゴージュース)、私は「粒粒芒果爽」(マンゴージェリー入りマンゴージュース)をオーダー。冷たくて美味です。こりゃ、はやってるわけだよね。でもどれも20$くらいするんですよね。香港で20$っていったら、お粥やワンタンメンが食べれちゃうお値段。高いんじゃない、これって?でも店内は地元の女の子で一杯。つーことはお粥が安いのか?(笑)

■最後の夜景
 帰りはネイザンロードの風景を楽しみながらバスに乗って尖沙咀まで戻ります。お約束(?!)ペニンシュラのアーケード(ここはさすがに日本人だらけだった)をささーっと眺めて、また広東道の方へ。フェリー乗り場近辺から香港島の夜景を楽しむ趣向です。20時からは、香港島の各ビルからレーザー光線が出るショータイム(シンフォニー・オブ・ライツというそうな)があるんで、それを狙って中環行きフェリーに乗ろうと思って来たのですが、同じこと考える人はいるもんで、そこそこの混み具合。それでも座席が足りないということもなく、15分ほどの海の旅を楽しみました。さぁスターフェリーもこれで乗りおさめです。
 夜景はビクトリアピークと、この香港島フェリー乗り場から見るのがいいですね。我々の泊まっている湾仔のホテルは「ルネッサンス・ハーバービュー」の名前の通りハーバービューなんで夜景が綺麗なんですけども、香港島から尖沙咀を見るよりも尖沙咀から香港島を見る方が華やかで綺麗です。次は尖沙咀のハーバービューなホテルに泊まってみたいな。

比較対照に香港島→尖沙咀の夜景を。これは最初に泊まってた方の部屋から見た夜景
マカオから戻ってきてからの部屋からは写真撮り忘れ

 中環へ戻って「蘭桂坊」で一杯ひっかけてから、夜粥を食べに行きます。行ったのは湾仔と銅羅湾の間にある「妹姐小廚」(湾仔謝斐道396号 396JAFEE ROAD,WAN CHAI)。ここは深夜3時までやってるのだそうで大賑わい。6〜7人のグループが、飲めや歌えの(歌ってないけど)大騒ぎでした。お店のお兄さんにまで老酒を勧めて、お兄さん別のスタッフにバレないようこっそり飲んでるし(^^;)。どうもその後カラオケ(は香港でも人気があるらしい)に行く相談をしていたようです。
 ここのお粥は具沢山(またローストダックのお粥にしてみた)で、油条(揚げパン)を入れるとまた美味しい♪ マカオの「黄枝記」とどっちが美味しかったかなぁ?悩むところです。
 お粥に満足した後は、銅羅湾まで歩き今日2度目の
「許留山」へ。マンゴープリンを食べようとしたら、今日はもうマンゴーが品切れとのことで、マンゴーモノは全部NG!残念。それならちょっと変わったものを食べてみようとメニュー写真から選んで頼んでみたけど(名前忘れました。赤いマメの入ったやつ)、やっぱマンゴーがよかったっす、くすん。
 こうして香港最後の晩は終わったのでした。

■最後の飲茶
 翌朝はものすごいいいお天気。まさに台風一過。これなら飛行機が遅れたりのトラブルには絶対会わないだろうな、と確信できる天気です(笑)。飛行機は15時過ぎなので、最後の飲茶を食べに湾仔駅周辺へ。駅前で一番大きな店構えの「龍門大酒樓」(湾仔荘士敦道130-136号 130-136,JOHNSTON ROAD,WANCHAI)に入ってみます。
 まだ10時半ごろだったのですが、日曜日とあって結構混んでいて地元の人らしい中年夫婦と相席に。彼らは飲茶のお茶が来ると、それで自分のお皿やらお箸やら茶碗やらを洗っています。なるほど!これがウワサの「洗杯」か!(ちゃんと洗ったお茶をこぼすための専用の容器をお店の人が持ってくる)。真似して我々もチャレンジ。うーんちょっと香港上級者になった気分だわ(笑)。
 このお店の飲茶はワゴン式。ワゴンに入ったセイロの中を見せてもらって良ければそれをもらうほか、店頭の方にセイロを沢山置いてあって、そっちに行って好きなものを選ぶこともできます。見ていたら中華まんをテイクアウトしていく人も。なるほどテイクアウト用に店頭で売ってるのね。
 ところでワゴン式は見て頼めるからいいんだけど、料理の名前が一切分からないのが難点ではあります(^^;)。したがって何を食べたのか名前は一切わかりません。焼き鳥のようなものと鳥の脚先の蒸し物が載ったご飯(これ美味かった!)、ちまき、チャーシュウ饅、春巻き、フカヒレシュウマイ(これは同席のおじさんが、店に飾ってあるフカヒレを指差して教えてくれた)、えーと後なんだっけ?もう1つ2つは食べたと思うんだけど・・・。さすがに忘れました。でもココの飲茶もなかなか美味でした。

 その後空路成田へ。今回はマカオ以降特にトラブルもなく無事帰宅できました。

え?まだあるの? そう言わずに次へ

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