2006ドイツワールドカップ観戦記
2006年6月

■6月24日〜ミュンヘン日帰り

 一晩明けて6月24日。計画した時の予定では日本は勝ち残ってるはずだったので、この日はボンに行ってG-JAMPSと日本の練習でも見てくるつもりでした。しかし、代表は敗退。昨日空港でお見送りまでしちゃったし、今日はどうしよう?。
するとダンナいわく。

「チケットないけどミュンヘン行こう!オレはドイツvsスウェーデンが見たい!

・・・マジですか(^^;)。

 フランクフルトからミュンヘンへはICEで片道3時間半です。結構遠いです。しかもチケットが手に入るという確証はありません。無駄足になって、しかもその日の試合全部見られなくなる可能性もあるのになぁ・・・。フランクフルトのファンフェスタ(パブリックビューイング)でも行った方がいいんでないの?などというモロモロの疑問・不満を抱えつつ、仕方ないのでお付き合いしました。

右の扇子の方は、この時の同士。
1860ミュンヘンファンの方、この写真にピンと来たらメールください!
 飛行機疲れも抜けてないのに、気合を入れて早起きです(ふう)。フランクフルト空港駅を朝9時半に出発し、ミュンヘン中央駅へ到着したのは13時ごろ(試合開始は17時)でした。事前の情報では、チケット入手ポイントは中央駅かスタジアム付近とのこと。えーい、しょうがない!お決まりのアレ、やりますか

 こんなんでどうよ?と思ってたのですが、それなりに声がかかることはかかるんですネ。
ただし、さすがは地元・ドイツ戦だけあって、向こうの言い値でのチケットのお値段は超高!カテ3で1枚1000ユーロ(約15万円!)とか、へーきでふっかけてきます。おいおい、定価いくらだと思ってんだよ(^^;)。(カテ3は60ユーロ)
よくよく聞いてみると彼らはイングランド人で、明日行われるイングランドvsエクアドルのチケットを(ダフ屋から)買うための資金稼ぎに、このカードのチケットを売ってる様子。イングランドもこのミュンヘンの試合に進む可能性があったから、こちらは手に入れてたんでしょう。

 それにしてもメチャメチャな値段設定です。さすがに誰とも交渉がまとまらず私達のところに戻ってきたその1000ユーロのおっちゃんに、ぶっちゃけ予算はいくらだ?と聞かれたので、ぶっちゃけ正直に答えたら鼻で笑われて「Bye!」と言われました。そしてヤツは本当に2度と私達の前には現れませんでした・・・_| ̄|○。

 駅で粘ること2時間あまり。ずっとこんな感じだったので、とりあえず河岸を変えてスタジアム付近に行こうということにして地下鉄で移動します。
この間、

  • 日本人のおじさんに因縁つけられた(「あんた達みたいなのが、チケットの相場を吊り上げてるんだ!」とどなられた。あのーこんな低予算ですが、なにか? しかも土曜日に地元ドイツの出る試合のチケットが高くならないわけないでしょーが・・・)
  • トイレ騒動(駅のトイレが有料&使えるコインが限られてて一苦労、というか結果的にゲート下をくぐり抜けて強制使用(^^;;;;))
  • 地下鉄に乗り間違った(なぜなのか今もってわからないのだけど、乗り換えて乗ったはずの地下鉄が元の乗り換え駅に戻ってしまった)
  • あまりにくたびれて私がブチ切れた(市庁舎前のハーゲンダッツでアイスを食べてアタマを冷やす。ダンナは冷や汗モノだったらしい。普段大人しい人(ウソつけ)が怒ると怖いのよ。ミュンヘンの見所・市庁舎前だったのに、写真の一枚も撮らなかったのが今思えば残念)

などと、いろいろありましたが、その辺は省略★

 スタジアムの最寄り駅までたどり着いたのは既に試合開始10分前というところ。いい加減この時間ならチケットも安くなってるでしょ?と思いきや。その辺のダフ屋の提示値段はカテ4で250ユーロ(定価は45ユーロ)。まだ高い〜〜〜。おまけに席はバラで1枚ずつだし、どうしよう・・・と悩んでいたら、後ろから来たドイツ人(推定)のお兄さんは、そのチケットを私達の目の前で買って入っていってしまいました。

 はぁ〜、これはダメかなー、ここまで来てとんだ無駄足。しかも今からじゃミュンヘンのPVにも入れないし・・と途方に暮れた時、どこからどう降ってわいたのか、カテ1、しかも2枚連番の席があるじゃないですか。ここまで待った甲斐もあってお値段もそこそこ(定価の倍程度)です。

「そのチケット、買った!!!」

この時ちょうど試合開始時間。さぁ、猛ダッシュだ!走れーーーーー!!!が、遠い!!!! アリアンツアレナは駅から遠いのです。そうそれはまるで埼玉スタジアムのように・・・_| ̄|○ しかも私は走れないし(笑)(←単に運動不足&歳。言い訳すればカメラ入りのリュックが大層重かった)。

ゲートでの荷物チェック・チケットチェックももどかしく(チケットチェックゲートからもさらにさらにスタジアム本体は遠いんだこれが)、ようやく自分のスタンドの入り口が見えたとき、スタジアムが歓声に沸きかえります。ポドルスキーの2点目が入った!!・・・そう2点目。私は得点シーンを全部見逃したのでした(^^;;;;)。ちなみに私の50m前を走ってたダンナは得点シーンを見れたそうです。くーーー、普段の鍛え方で差が出たかも。

こんな位置で見てました。周りはスウェーデンサポーターがぎっしり
ポルディ(ポドルスキー)とシュバイニー(シュバインシュタイガー)
リュングベリ
クローゼ(実家の母用に撮影(笑))
ズラタン、手前にバラック
アリアンツアレナの全景。周りはただっぴろくて何もない。
ちょっと埼玉スタジアムを髣髴とさせる環境
この外壁がどんなになってるのか興味あったんだけど
思ったよりつるつるテカテカしてるんですネ
撮ってとおねだりされたスウェーデンサポーター
「望遠レンズついてるから近距離は撮れないの」と
上手く説明できなかったため思い切りケラれてます(笑)

 ポルディの2点が決まった後も、試合はずっとドイツペース。スウェーデンサポーターがズラタンにじれているのがよくわかります。ハイライトは後半早々、ラーションがPKを外したあたりだったでしょうか。あれが決まってたらその後の展開はかなり違ってただろうに、残念です。
 途中、審判のファウルの判定に怒ったスウェーデンサポーター達が、飲み物入りのカップやお菓子を上からぼんぼん投げ始めました。中には係員とケンカして連れてかれてる人も。でもだからと言ってことさら危ない雰囲気はなく、彼らは敗戦後はさっぱりと帰っていきました。

 帰りは、ゴキゲンのドイツ人と少ししょんぼりしているスウェーデン人に囲まれながら帰途に。ミュンヘンからのICEがフランクフルト空港駅についたのは深夜1時30分頃でした。つっ、疲れたーーーー!_| ̄|○。

 車内には、日本人のプレスの方も数人乗っていて、その中の一人の方にいろいろ話を聞きながら帰ってくることができました(Nさん楽しいひと時をありがとうございました)。みなさん超ハードスケジュールで取材をこなしてらっしゃるご様子。ミュンヘン日帰りくらいでバテてたらジャーナリストにはなれないのねん、と痛感(^^;)。

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