<6〜8日目> ミラノ編

 ミラノのホテルはできて日が浅い所とのことだったので、綺麗なんじゃないかな〜と期待してたのですが、行ってみたら想像以上!大ビンゴです。ようやく今までの苦労が報われる瞬間が来ました(←よく考えると意味不明)。
 綺麗で広い!しかも部屋の他にウォークインクロゼットがあるし、ウェルカムフルーツ電気ポット&ティーバッグ(ヨーロッパでは非常に珍しいサービス)、歯ブラシ・入浴剤2種類・バスジェル2種類・体を洗うスポンジ、そして極め付けはバスローブ!ともう至れり尽くせり。実は憧れだったんですヨ、バスローブって(^^;)。でも一度もそんないいものが置いてある部屋に泊まったことなかったので、今回初めての“バスローブ体験”です。

 夜のお風呂タイムを楽しみにしつつ、まだ時間も早かったのでとりあえずドゥオモのあたりまで行ってみることに。4年ぶりにあの美しい尖塔の数々とご対面・・・と思ったら、なんと前面は足場がかかっていて全然見えないじゃないですか(^_^;)。聞いてないよ〜!ほんと今回はなんだか運が悪いわねー。今、お色直しの最中らしく、足場の取れた側面は大理石の色も美しく甦っていました。いつまでかかるんでしょうね?あのお色直し。


お色直しの終ったドゥオモの側面

 しかし、この日(11/1)はキリスト教の諸聖人を祀る祝日ということで、ドゥオモの中ではミサの真っ最中。ミサ中でも観光客は内部(の後ろの方)に入って自由に見学できます。おかげでちょっと珍しいものを見れたかも。


ドゥオモでのミサの様子

 ところでイタリアでは祝日というのはお店もぜーんぶお休みになる(したがってほぼ何も出来ない)んですが、ドゥオモ側のリナシェンテは開いてるかもしれないヨ、とのフロントの人が教えてくれました。果たして開いてました、リナシェンテ!それにしてもすごい人出です。3連休であることも手伝ってドゥオモ広場自体が国内外からの観光客で溢れかえっていたのですが、リナシェンテの中も広場の続きのように混んでます(^_^;)。日本のデパートの初売りみたいな賑わいです。
つら〜っと店内を一回りして思ったこと、それは4年前と比べて「物が高くなってる!」ということ。元々ミラノのリナシェンテはそこそこ高い物を売ってる所だったんだけど、それにしても高い。ユーロに切り替わって物価が上がったのが感じられます。うーん、こんなに高いんじゃ買うモノないや〜と早々に立ち去りました。他にもドゥオモ広場からサンバビラ駅に行く通り沿いには開いている店が何件かあり、そのいずれもがお祭り騒ぎのように混みあっていました。イタリアの商店も日曜祝日にお店を開ければさぞ儲かるのにねぇ(^_^;)。

 ホテルに戻り、この日はホテルのレストランで夕食です(祝日はレストランもしまっている所が多い)。この日頼んだのはアンティパスト1品(何を頼んだのか忘れてしまった!)に「ミラノ風リゾット」をシェアし、メインは「牛ステーキのトリュフソースがけ」を独り占め。ここのリゾットはアルデンテのサフランライスの上にパルミジャーノチーズのクリームが乗っていてそれがなんとも美味しい!これは本当に忘れ難い味がしました。アンティパストもなかなかグーでした(なんだったか忘れてしまったが(笑))。ただ、セコンドのお肉は柔らかかったけどいまいちソースが合ってなかったのと付け合わせの豆が美味しくなくてちょっと失敗(^_^;)。量はホテルのレストランだからお上品な量だろうと思ったら大間違いです。とにかくお皿が大きい!お肉なんか4cm厚くらいで、かつ手のひら大(笑)。全部食ったけど。同時に店にいたドイツ人らしいカップルの女性がお皿の上の大量の料理を見て半ば呆れた様子でした(笑)。

 部屋に帰って心ゆくまでバスソルト入りのお風呂を楽しみ(そう、この旅行初のバスタブ入浴です!(笑))、そして夢にまで見た(ウソウソ)バスローブ初体験です。暖まった体をほっこり包んでくれるバスローブは想像以上の気持ち良さ♪ ああバスローブってこんなにいいもんだったのねぇ〜(^o^) 家にも一枚欲しい〜!

 翌日は土曜日、ミラノで唯一フル活動できる日です(日曜はまたお店とかがお休みになる)。この日の最大のお目当ては「ニューミランポイント」でインザーギグッズ探しです(*^_^*)。ミランポイントでの様子はサッカー編でお知らせするとして、その後は、ミラノお買い物デーを満喫(^_^;)。と言っても自分のものというより、両方の母親に頼まれたものを買ってたのですが、一部「ミイラ取りがミイラ」になってしまったりして(謎)。


これがギャレリア

 この日、一つだけ見に行ったのが「ポルディペッツォーリ美術館」です。個人の邸宅を美術館にしたもので、絵画だけじゃなく、懐中時計やら、宝石やら、アンティークの陶磁器やら、昔の貴族の生活を忍ばせるものが展示されています。私は結構そういう「使われていたもの」を見るのが好きなので、ここは楽しかった。

 最後にホテルのそばにあったスーパーへ行きました。その名も「Super Mercato GS(Via A.Vespucci,N.2)結構チェーン店らしいです。一日中歩き回ってくたびれたので、この日はここでお総菜とパンとチーズ&ワインを買って部屋で食べることに。ここで量り売りをしてくれるお総菜が実に美味しかったのです。ソーセージとアーティチョークとオリーブと野菜類のマリネなんですが、酸味と塩気のバランスがよくなんとも美味。300g欲しかったのにお姉さんに通じなかったのか200gしか計ってくれなかったのですが、まいっかと放置したのを後悔しました。「とれ えってぃ(300g)!!」と叫べばよかった〜。今思いだしてももっと食べたいです(^_^;)。

 そして、ついに来ました。運命の日曜日?!ようやく私の最大のお目当てACミラン戦を見ることができます。

ACミランvsレッジーナはこちら!


スタジオ・ジュゼッペメアッツァ(サンシーロ)をバックにした私
顔はCGでお楽しみください(笑)

 午後3時キックオフだったので試合が終ってもまだ5時過ぎです。こんなこともあろうかと日曜に割と遅くまでやってる美術館を調べておきました。それは「ブレラ美術館」。ここは7時までやってます。しかしここでも我々の不運は続きます。ここでのお目当てはマンティーニャの「死せるキリスト」という絵だったのですが、なんと「12月00日まで貸し出し中です」の表示が・・・・。あーあ。もう笑うしかないですネ(^_^;)。

 美術館を見終わって、その後我々の“最後の晩餐”の場所は「Topkapi」(Via Ponte Vetero 21)いうピッツェリアです。よく考えたらこの旅行で初めてピザを食べました。レアーレ(王宮の意)という名前のついた茸と生ハムのピザが美味しかったです。
 さぁ、明日でイタリアともお別れ(;_;)。あぁ、お願い私をココに置いてって(といつも思う)。


おまけ<ミラノで買い物!>

 ミラノのお買い物ですが、モンテナポレオーネ通りのことなんかはやめときます。もう充分有名ですしね(^^;)。
今回サッカー編で書いたように、5月24日広場のニューミランポイントに行ったわけですが、全体的にお値段高めという印象でした。
ところが!サッカーグッズが割と安く手に入る店発見。場所はミラノに行ったら恐らく誰しもが一度は訪れるであろうあのギャレリアです。ドゥオモ広場側から入って割とすぐの左側「McKENZY」(Galleria V.Emanuere II)という店。筆記具類・マフラー等がありました。もちろん品数はミランポイントには遥かに負けてますが、同じ品物だったらこっちの方が安かったです。必ずしもミランポイントで買うことに拘らない方にはお勧めです。ミラン以外のセリエAチームグッズもあるので、お土産用まとめ買いもできますよね。ちなみにココにはフェラーリグッズもあって、そっちの方は結構品数も多かった。

 上にも登場しましたが、スーパー「Super Mercato GS」(Via A.Vespucci,N.2)は自家用土産調達に丁度いいですネ。私は自分の家で食べるパスタを買いましたが、これが安いのなんのって(^_^;)。「オリジナルブランドのGSパスタ500g各種:3つ買って2つ分のお値段!」というセールをやってたのですが、そのパスタ、セールじゃなくても1つ0.49EUR(60円くらい)と充分安い。それが、いろんな形のを選んで3つ買うと1つ分タダになって120円。つまり1.5kgのパスタがたったの120円で買えてしまうのです。日本じゃ250gでそのくらいするのがあるよ(^_^;)。今食べてますが、なかなか美味しいですヨ>GSパスタ。ただし、安いからってパスタの買い過ぎにはご用心を。確実にスーツケースの重量アップに貢献しますから・・・(笑)。
他にもホテルの朝食でよく出てくるビスケットやラスク類とか紅茶やチョコなんかも沢山売ってます。変わったところでは「つまようじ」なんかどうでしょう。なぜか「SAMURAI」という商品名であやしい武士の絵がついてるのがあって笑えた(^_^;)。
我々はパスタの他に大好物のグリッシーニ(0.99EUR)を大量に買いました。ただグリッシーニはGSのオリジナルブランドのより「デルビー印」の方が美味しかったナ。


これがデルビー印。ここのグリッシーニが一番美味しい(と思う)。この馬にピンと来たらお買い上げ!(笑)

 「Super Mercato GS」の他にもスーパーは各地にあるはずです。有名な所ではミラノチェントラーレ駅構内でしょうか。泊まってるホテルの近所になかったら駅に行ってみましょう。

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