＜3日目＞　イスタンブール傷心旅行

■気を取り直して観光
　昨晩の決勝戦は、90分＋延長30分＋PK戦のフルメニュー。したがって、21：45に始まった試合が終わったのは日付も変わって0時半をかるーく回った頃でした。バスがホテルに着いたのは深夜1時半すぎ。夕飯抜きの胃にヤケ酒のエフェスビールとヤケポテチ（あぁ太る･･･）を流し込み、ベッドに入ったのは2時半をとうに回った頃だったでしょう。
　当然、翌朝のお目覚めは9時すぎ、それも10時までの朝食タイムに間に合わせるための“無理矢理起床”でした。あぁ、結果が違ってたら幸福な疲労感に浸れていたはずなのに・・・(T_T)。

　でもここは私の長年の憧れの地だったイスタンブール。せっかく来たんですから、しばし試合の結果を忘れるためにも観光にいそしむことにします。
今日の目的地は、まずは旧市街地です。ホテルを出発し、タクシム広場からイスティクラル通りを経由してガラタ橋へと向かうことにします。
当然のことながら、まだ昨夜の歓喜に酔いしれているリバプールサポーターが沢山。・・・･･･見ないふり見ないふり(^^;)。

　トラムに乗ろうかと思ったのですが、なかなか来ないのでテクテク歩いているうちに「ガラタタワー」まで来てしまいました。んじゃ上ってみるか、てことでエレベーターで展望台の上に。ううう、古くて展望台の床が傾き気味、それも外側に。そして手すりの高さもなんだか低め。ひーー！高いところが怖い私にはちょっと怖い場所でした。こういう時にはなるべく遠くを見ましょ、遠くを(笑)。ブルーモスクにトプカプ宮殿、アヤソフィアなどなど、旧市街の名所が一望できます。しかしここで撮った写真の私の顔はびみょーに引きつっていたのでした。

　さらに急な坂道をテクテク降りてガラタ橋方面へ。イスタンブールは海に向かって急勾配の坂が多いのです。膝に来るわ〜〜(^^;)。
坂の途中、電気屋っぽい店の店先に衛星放送のチューナーを手ににっこり微笑むエムレを発見。サムアップのポーズがあまりにありがちでちょっと微笑ましいです。

ガラタタワーから旧市街を望む モスクの塔がイスタンブールを感じさせます	ガラタタワーの外観
エムレの広告発見。やっぱ人気あるんですね〜(^-^) 「イタリアのチームではインテルが好きだよ。エムレがいるから」 は、ブルーモスク前で会った絨毯屋のおじさん談

■トプカプ宮殿で興奮！
　ようやく本日の主目的地、「トプカプ宮殿」に到着です。去年、上野で「トルコ三大文明展」てのをやっていたのをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。その時見た「トプカプの短剣」をもう一度見て、あのきらびやかな宝石類によだれをたらすのがトルコ観光最大の目的だったのです(笑)。
　ところが、ここもドルマバフチェ宮殿と一緒で結構入場料がお高いのであります。しかも宮殿入場とお目当ての宝物館、さらにハレムツアーは全部別料金。しかも空港で両替したっきりだったので、リラの手持ちがやばい。と思ったら、隣に並んでたトルコ人のオジサマが「クレジットカード使えるよ、それとハレムはそーんなに面白くないからパスしても大丈夫」と入知恵してくれたのでした。
　アドバイスに従い、宮殿＋宝物館22YTLのチケットを買って宮殿内に。トプカプ宮殿はドルマバフチェ宮殿ほど建物は豪華というわけではなく、どっちかというと展示物を鑑賞するのがメインの宮殿です。あぁこんなの去年上野でも見たなぁ・・などと思い出しながら「陶器」「衣装」などの展示館を見学して、いよいよお楽しみの「宝物館」へ。

　宝物館の展示室は3つあるのですが、それぞれに金、トルコ石、ルビー、ダイヤ、エメラルド、パールで飾られたスルタンの所持品があふれかえってます。総額おいくら？なんて考える気力もなくすほど(笑)。だんだん目が慣れちゃって、ちょっとやそっとの代物じゃ驚かなくなる自分がいました。
　だいたい、携帯用の水差しにルビーをちりばめる必要があるんでしょうか？(笑)　筆箱を金で作ってルビーとエメラルドで飾ったら重いのでは？そして、宝石がちりばめられた金の揺り籠で育つ王女はどんなアホ・・・あいや王女様にお育ち遊ばしたのか・・・小市民のやっかみは別として、ため息が出る美しさ＆豪華さだったのでした。ここでは「トプカプの短剣」も“One of them”。さすがに「スプーン職人のダイヤモンド」（86カラット！）の前には人垣がちょこっと出来てましたが・・・。
　おそらくここを超える豪華な歴史的宝飾品展示にはもう一生お目にかかれないかも。あぁ来てよかった（満足）。

撮影禁止だったのでＣＧ（←まだ言うか）ですみません 一番すごかったのが、これ。 クリスタルと金でできた箱に、ぺリドットとエメラルドのルースが 無造作に山ほど放り込まれているという代物 エメラルドはトプカプの短剣についてるのと同じくらいの大きさ！	宮殿の中はタイルがキレイなのです これはなんの部屋だったか？？

＊ちなみにこれが「トプカプの短剣」。次のページの「筆箱」と5ページ目の「ターバン飾り」にも再会（？！）してきました。
http://www.tobikan.jp/museum/2003_trky/p1.htm

　

　その後は宮殿内を探訪。しかし、トルコの修学旅行生とかち合ってしまって大変です。どこの国でも子供の集団って変わりませんね(^^;)。子供達を避けながら見て歩いてたから、見逃したところがあるかもですが、まぁご愛嬌ってことで。

宮殿後部の庭で、かわいい男の子発見 多分「割礼式」用におめかししているのかも	入り口の売店にいたにゃんこ めちゃ人懐こくて、私にもすりすりしてきた♪

■ブルーモスク
　目がくらむような宝石の後は、ブルーモスクへ向かいます。ここは現在イスラム教の寺院なので、一日に数度のお祈りの時間には、観光客は入れなくなるのです。
　そんなことは全然知らない私達。行ってみたら、ちょうどクローズになったところ。あれ〜〜残念。また明日のお楽しみ(^^;)。

ブルーモスクの遠景 「セブンヒルズ」というホテルの屋上から。 ここは極上の眺めが楽しめる穴場なのだそうです	こちらはアヤソフィア これもセブンヒルズホテルの屋上からです。絶景だった！
ブルーモスクの向かい「ヒポドローム」にある テオドシウスのオベリスク	こちらはコンスタンティヌスのオベリスク

　この日はスタートが遅かったため、この時すでに博物館などの入場時間にはアウト。で、トプカプ宮殿前でおしゃべりしたオジサマのアドバイスに従って、ブルーモスク裏の「アラスタバザール」でちょこっとお買い物タイムです。でもどーも前夜の疲れがまだ残っています。

＜教訓＞疲れているときに、買い物してはいけない(^^;)。
まぁ買ったもの自体は気に入ってるのですが、値段が高かった・・・かも？！＿|￣|○
なので、聞かないでください(笑)

　買い物の後はタクシーでホテルに戻り、割と早々に寝てしまいました。

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