〜香港・マカオの旅〜
2004年7月

<6日目> LEVEL3とLEVEL8の間

 

■LEVEL3
 6日目、旅行も終盤へさしかかり、今日は香港へ戻る日です。昨日とは違って曇り空に雨もポツポツ、ちょっと風も強いなぁ・・と思ったら、フロント脇に「台風情報」が張り出されていました。香港・マカオでは台風の程度がレベルで示され、LEVEL8以上で交通機関やら商店がクローズになるんだそうです。「へー、台風来てるんだー、LEVEL3ね、ふーん」くらいの感じでチェックアウトを済ませ、フェリーターミナルへ。
 しかし、フェリーのチケット売り場には「Close」の表示が。あちこちで戸惑った旅行者がたむろしています。
 
も、も、もしや??フェリー動いてないんですか??
 
あわててその辺の警備員に状況を確認すると、なんでも「香港が台風LEVEL8となり、フェリーはクローズ」とのこと・・・。げげげ。出ーた〜〜!やはり昨日の「聖ポール天主堂」の工事中辺りから漂ってたんですな、トラブルの予感が。イタリアに続き、またも足止めくらうことに。 サスペンデッドはもはや我々の旅行の定番なんでしょうか?!天気、いつよくなるんだろう・・・。てか、台風これからマカオに来るんじゃ??(不安)

 まぁ、バタバタしても仕方がないのでとりあえず荷物はコインロッカーへ。発想を転換して、「福臨門魚翅海鮮酒家」へ飲茶を食べに行くことに♪
 「福臨門」ご存知ですよね?よく「ゴチバトル」で出てくる(笑)、あのフカヒレと鮑の有名中華料理店です。偶然マカオにもお店があるのを発見していたのでした。
 マカオの福臨門は、それほど入りづらい雰囲気もなく(って他を知りませんが、とりあえず銀座にある店はかなーり高級そうです)普通の感じ。飲茶の値段もそれほど高くはありませんでした。でもここに来て、飲茶メニューだけじゃつまんないですよね。鮑、食べたいじゃん(^^;)。1品だけ飲茶以外のメニューからオーダーしてみることにしました。
 わー鮑、高!(笑) 鮑は「頭」という単位で大きさをあらわすのだそうですが、一番小さいのでも480$(約7200円)! さっすが福臨門・・・とみょーな所で感動しつつ、頼んだのは「鮑としいたけのうま煮」というメニューでした(380$、この旅行で食べた単品での最高額(笑))。んまい!旨味たっぷりの濃い目のソースが柔らかい鮑としいたけ(これも肉厚でうまい)、野菜に絡んで美味です。よかった♪せめて一品、鮑頼んで・・・(^^;)。
 飲茶では、蓮の葉でくるまれたおこわ、チャーシュウ饅、フカヒレ餃子スープ(上湯スープが上品な味わい)、海老入りシュウマイ(海老ぷりぷり)、腸粉、マンゴープリンなどをオーダー。おこわが美味しかったなぁ。マンゴープリンはマンゴーの果肉の量が半端じゃなかった(でも鯉プリンの方が美味しかった)。ただ、ここの飲茶はそれほどメニュー数が多くないですね。もしかして日本語のメニューだったからかもだけど。あ、メニューといえば、ここの日本語メニューはヘンです!平仮名を別な文字と間違ってたりするのはアタリマエ。「鮑と
いたけのま煮」ってなんだよ(笑)。(他にも多数。ありすぎて忘れた) 一流店なんだったら、もそっと考えてください。思い切り笑えますが(^^;)。

*と書いてきたんですが、マカオの福臨門って香港湾仔が本店のあの福臨門とは違う店であるという話もあります。確かに福臨門のHPやパンフレット(実は銀座店のそばには仕事柄よく行くので店頭からもらってきた(^_^;))はマカオは載ってないんですよね(日本と香港だけ)。どーなんだろう??本当のこと知ってる方は教えてください。ま、違う店であっても鮑は美味しかったですが。

■ギアサーキットテスト走行?
 食事の後もまだ天気は回復しません。うーん、どーすべ。昨日、あらかたの観光スポットは見てしまったし、何より天気が悪くて歩き回る気分でもないし・・・。
ふと思いついたのは、「ギアサーキット一周」です。マカオGPのコースをタクシーで一周してもらう・・・というしょーもない(?)アイディア。広東語オンリーのタクシードライバーに我々の希望を伝えるのは至難の技なので、リスボアホテルに行きベルボーイのお兄さんに「ギアサーキットを一周したいんだけど、頼んでくれる?」とお願いしてもらいました。ドライバーのおばさま(女性だった)も「スタート!」とちょっとノリ良く出発。
 わー道せまーい、カーブきつーい。結構アップダウンがある〜!こんなところを時速300km近くで走っちゃったりするんですね。いやはや、レーシングドライバーはクレイジーだということを実感した走行でした。

■裏目、また裏目
 ・・・時間は17時。お茶も飲んだし、いよいよすることがなくなってきましたが、一向にフェリーが動く気配はありません。夜になってフェリーが動くのに賭けるか、それともマカオでもう一泊するか・・・・。そろそろ香港でキープしてるホテルのことも心配になってきました。リスボアホテルのフロントでつたない英語を駆使してなんとか状況把握を試みますが、天気がよくなるという情報はありません。まぁ悪くなるという情報もないんだけど。ここでわかったのは、LEVEL3の上はいきなりLEVEL8だということ。そーなんだ、4〜7はないんだ(^^;)。知らなかった・・・(後でよく見たらガイドブックにも書いてあった) ひとつ賢くなりました。とにかく香港のHIS(でホテルを予約していた)へ電話して事情説明。HISは日本語対応でよかった(笑)。香港のホテルはキャンセルになったりせずにちゃんとあるようで一安心です。

 さぁ、そろそろ決断の時間。目的もなくブラブラしていてくたびれた我々は、結局ホテルに泊まることに。フェリー乗り場の旅行代理店で、昨日までいたハイアットのお隣「ニューセンチュリー」に予約を入れ、またシャトルバスでタイパ島に逆戻りです。なんでニューセンチュリーにしたかっていうと、違うところに泊まってみたいという好奇心がちょっとと、どーせヒマだからフィットネスジムやらがあるところに泊まって暇つぶしでもするか、ということだったんですが・・・。行ってみて唖然。そういう施設は全て改装中。最上階にちょこーっとマシンがあったけど、「スニーカーはいてない人お断り&用具レンタルなし」とのこと( ̄□ ̄;)!!。ホテルのカジノもしょぼしょぼだし、なんだかがっかりです。もう一泊ハイアットにしとけばよかった・・・(ハイアットには立派なジムがあった)。
 
しかも我々がチェックインした2時間後、香港の台風レベルが8から下がりフェリーのクローズは解除されたのでした・・・・。くそーー、サンズにでも行ってひと勝負してれば、問題なく香港に帰れたのに・・・_| ̄|○。でもまぁこれだけ選択が裏目裏目に出てたってことは、カジノに行ってもいいことはなかったでしょう、きっと(と自分を慰める)。
 ということで、この日は風呂に入り早々に寝ることに。明日はうんと早起きして、とっとと香港に帰るぞーーー!(涙)

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■マカオで買い物
 マカオでのお買い物はセナド広場周辺が中心。ここには衣料品の屋台やら、お店やらが集中。「Bossini」などの香港ブランドの店、香港でおなじみ化粧品の「莎莎」や「Angel」に、コンビニ(?)「Watsons」もあります。
 マカオは香港よりも物価が若干安いため、同じものなら香港より安く買えることが多い模様。もしかするとチープなお買い物はマカオの方がお徳かも?ちなみに全部香港ドルでOK。
 がしかし、マカオで楽しかったのはスーパーのお買い物かもしれません。泊まってたハイアットのそばにしょぼめのスーパー(値札を見たら
「新海怡超市」という店だった。孫逸仙博士大馬路という通りにあります)が一軒あり、そこには水やジュース、シャンプーなどの日用品からお菓子の類までジモティなモノが沢山売ってました。お買い上げは「亀ゼリー」「あずき入りタピオカココナツ」の缶詰。そして「痩せるお茶」(笑)。(本当は「オイスターソース」も買いたかったんだけど、重かったのであきらめた)

カメゼリー(3$)

甘くてちょっとだけ薬っぽい感じ。子供の頃飲んだ風邪薬のシロップを美味しくしてゼリーにしたような風味です。結構グーよ、これ

あずき入りタピオカココナツ(5.5$)
<まだ食べてません>
減肥健美茶(20$)
<まだ飲んでません>

 そうそう、マカオ名物の土産は「杏仁餅」(アーモンドクッキー)。我々も一番有名な「鉅記手信」というところで買ってみました(なかなか美味しい)。ここは試食大有りの店なので、行くと腹いっぱい食べられます(ほんとか?!)。モノがクッキーだけにノドが渇くけど、ちゃんと冷水機もあってサービスに抜かりはありません(笑)。
 ちなみに「手信」とはお土産の意味なんだとか。お店の袋が笑えます。下記参照(^^;)。


意味、わかんないよ(笑)

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