〜香港・マカオの旅〜
2004年7月

<5日目> マカオ探訪

セナド広場の私
グラサンで態度悪くてすみません(^^;)
聖ドミンゴ教会はすごく可愛らしい建物
■セナド広場〜マカオタワー
 明けて5日目。今日のテーマはマカオ探訪です。まずはマカオの象徴ともいうべき「セナド広場」を目指します。ここはコロニアル風の建物と石畳でポルトガル情緒満載、といった広場です。マカオに来た人が誰もが必ず訪ねるポイントその1って感じ。さすがにここでは、ガイドさんに案内されている日本人ツアー客も数組見かけました。でもやはり圧倒的なのは中国本土からの観光客。マカオでは香港以上に日本人は少数派です。
 ここから「聖ポール天主堂跡」へと向かう辺りは、化粧品店や洋服屋、靴屋など様々な店が立ち並ぶ繁華街。後ほどの買い物タイムを楽しみにしつつ(笑)、歩きます。しかしここで我々はイタリア旅行の悪夢をちらっと垣間見ることに(?!)。なんと「聖ポール天主堂跡」のファサードは修復工事中。足場がバーンとかかっていて見る影もありません。ちぇ。
 気を取り直して「モンテの砦」に登ります。この日はドピーカン、旅行中一番いい天気だった一日とあって、砦への急な坂道にアゴが出る出る(笑)。やっとたどり着いた頂上には、22門の大砲が据えられ、マカオの辿ってきた歴史を垣間見ることができます・・・。と、あれ?こっちに博物館の入り口が??あれれ、中でエスカレーターで下と繋がってんじゃん。するってぇと、歩いて上がってきたあの苦労はなんだったの?(^^;;;) ・・・ということで、砦に登るには聖ポール天主堂跡の横にある
博物館の入り口を入りエスカレーターで、というのが正解です(爆)。えらい汗かいちゃったよ、とほほ。

 さて、汗をかいたらお腹が空きました。目標はマカオタワー。この中に、「ぐるっと回る展望レストラン」(ありがちですが)があるのです。その名は「360°カフェ」。ちょっとベタ?(笑) メニューは中華・ポルトガル料理にアジア料理もあるバイキング形式(お寿司までありました。食べなかったけど)。結構盛りだくさんです。お料理の中身は、食べ放題式にありがちな「美味しいのもそうでないのもある」って感じですね。デザートではマンゴープリンが不味かったです。ちぇ。ケーキは美味しかったから許すが。 まあここは一番のご馳走が景色だからしょうがないよね。

マカオタワーから見下ろすマカオの風景
真ん中の丸いのが「ホテル・リスボア」
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タワーからマカオをぐるっと見渡すと、国境(って同じ中国なんですけどね)の向こうの広東省も見えます。元々そこが街じゃなかったからかもしれませんが、中国側はマカオと比べてまだ全然開けていない感じ。土地がた〜くさん余ってます。ここが開発されて大都市になったら、すごそうね・・・。とチャイナパワーをなんとなく感じてみたりして。 

<クリックで大きくなります>
思いがけずパトレーゼさまのお姿も!
そういえば、
マカオウィナーだった!
セナのスーツとメット
もちろん
セナもマカオウィナー
シューマッハ車
ここではあの伝説の「泣きのハッキネン」
のビデオを見ることができる
■グランプリ博物館でセナに会う
 お次は、我々的にマカオの最大の目標とも言える「グランプリ博物館」です。カーレース好きにとって、マカオといえば「マカオグランプリ」。50年以上の歴史を持つF3レースの世界王者決定戦で、フォーミューラレースの若手登竜門ともいえるレースなんです。グランプリ博物館には、このマカオグランプリの歴史を彩ったマシン達が展示されてます。
 第一回から去年までのマカオGPの優勝者が書かれたパネルに迎えられて中に入ると(当然、
2002年のウィナーにはバッチリ琢磨の名前)、歴代のマシン達がそこかしこに飾られています。アイルトン・セナに関するコーナーでは、マカオで勝った時のマシンにマクラーレン時代のレーシングスーツとヘルメットが展示されており、横のモニターではセナの出たマカオGPとそのレース人生が上映されています。
 この他には、シューマッハ車、クルサード車、地元マカオの英雄:アンドレ・コート車などの展示や、歴代の名勝負のビデオ上映があります。今や伝説となった、トップ快走中のハッキネンがクラッシュしてコース脇で涙に暮れたあのレースも視聴可能。はっきり言って
ここであんなにじっくりビデオを見ていた客はうちらだけでしたが・・・。
 思いがけずパトレーゼについて記されたかなり大きなパネルがあって、ちょっと驚きました。マカオを勝ったF1ドライバーって他にも沢山いるだろうに、パトレーゼがなぜこれだけ大きく取り上げられてるんですかね?嬉しいことなんでいいけども(笑)。それにしてもRiccardoの綴りが間違ってる?!。
 フォーミュラカーの他は、2輪やスポーツカー、クラシックカーの展示も。F1が体験できるシュミレーターもありました。要はアーケードのレースゲームなんですが、アレよりもちょっとリアルな感じで腕が疲れます。3周してちょっと慣れたと思った頃に係のオジサンにストップされたのはチト納得いかんかったけど(笑)。

ちょっとブラック(?)なレスキューに関する展示もあります。
倒れてますが・・・いーんですか?(^^;)

 それほど広いわけでもない博物館を120%堪能(笑)。つぎは「ワイン博物館」(グランプリ博物館のお隣)へ。ここはポルトガル各地方のワインや民族衣装の紹介、昔のワイン製造道具やビンテージワインが展示されています。チケットには「ワイン試飲券」付でポルトガルワインが一杯だけ飲めます。もっとたんと飲ませてくれるのかと思った・・てのは呑んべいの発想ですね、はい(笑)。

 夕ご飯はセナド広場の「黄枝記粥麺店」(澳門議事亭前地17号で)。ここはマカオで有名な麺粥の店でガイドブックにも大抵載ってると思います。中華アンティークな感じの店内がなかなか綺麗ですが、お粥の値段はとっても安くて一杯15$くらいのもの。ここのは出汁の効いたスープで炊くお粥で、しっかり味がついています。私が頼んだのは、ローストダックだかチキンだかが入ったお粥。うーん美味しい♪ 一緒に頼んだ揚げワンタンを砕いてお粥に入れて食べるとまたウマいんだこれが。ってことで大満足で帰ったのでした。

■マカオといえば・・・
 5日目は「黄枝記」のお粥でフィニッシュ!・・・あれなんか足りませんよね?そう、“マカオといえば●●”の最たるものである「カジノ」のことを全く書かないなんて!
 ということで、この夜はマカオカジノにチャレンジです。実は昼間の間に「ホテルリスボア」のカジノに入場して見学だけはしてありました。カジノは、サンレモ(とモナコ)、ラスベガスに続いて3度目なんですが、マカオのカジノにはまた独特の雰囲気がありますね。良く言えばみんな真剣。悪く言えばちとガラが悪い(^^;)。
 そんなマカオカジノに、ラスベガスの風を持ち込んだのが
「Sands(金沙)」というところなんだそうな(ダンナの受け売り)。てことで「Sands」へGO!です。確かに、広さといい、雰囲気といい、リスボアよりも洗練された感じがしましたね。マカオで人気なのは「バカラ」「大小」等のゲームなんですが、いまいちルールがわからんというのもあって、「ブラックジャック」の台をしばし見学。あらま、激勝ちしてるお姉さんがいるじゃないですか。すごいなぁ・・200$のチップをあんなに積み上げて・・・($_$)。
 それにしても、マカオは
最低ベット額が高い!200$(3000円くらい)が相場だもん・・・。100$の台もあるにはあるが数が少ないので人が群がってるし・・・。ラスベガスは5$(600円くらい)から遊べたのになぁ。私自身はブラックジャックのルールを半分忘れていたのと、このレートの高さでちょっと怖気づいて見学続行。ダンナだけがゲーム参加することにしました。が、ベガスの時(は収支トントンで一晩粘ったそうです)ほどには運がなく、2時間ほどで1000$をすっちまいました。あー1000$。別にいーけど15000円。ちともったいないかもー。
 さて、帰るか、と先ほどの激勝ちお姉さんのところを通ったら、積み上げられたチップが200$から1000$に変わっておりました。うげ、うちらがさっきスった額を1度で賭けてるよ!自分達でゲームするより、あのお姉さんに後ろから賭けてた(そういう賭け方もできるんですって)方がよっぽど儲かったな(^^;)
 ということで、多少不完全燃焼ながらもカジノ終了。今回もまたカジノで住宅ローン返済はなりませんでした(あたりまえ)。

 *カジノは撮影禁止なので写真なし。

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